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ブロードウェイで注目を集めている芝居「Children of a Lesser God」

04/27/18 21:00 (ET)
Image: ブロードウェイで注目を集めている芝居「Children of a Lesser God」

 今回は、ブロードウェーで注目の作品「Children of a Lesser God」をご紹介します。この作品はろうあの女性と健常者の男性の恋愛を描いた物語で、日本人のプロデューサーが現代のコミュニケーションの在り方に一石を投じたいという思いから制作。ろうあ学校の教師ジェームズと、学校の掃除係でろうあの女性サラが出会い恋をし、結婚します。

 サラは生まれつき音が聴こえず過去のつらい体験から、声を出すのをやめてしまいました。手話でコミュニケーションしていた2人ですが、ろうあ学校で話し方の指導をしているジェームズは、ろうあ者でも声を出すことが大切だと考え、サラにその努力をするよううながします。しかしそれがサラにとってどんなに負担になるのかをジェームズは分かっていませんでした。全身でぶつかりあう2人。人と人はどうすれば分かり合えるのか、コミュニケーションの在り方を考えさせる作品です。

042718-1  この作品には実際に聴覚障がいを持つ俳優が3人出演しています。主役のサラを演じているローレン・リドロフさんも役と同様、生まれつき全く音が聴こえず、話すことができません。先日、オープニングイベントが行なわれ俳優と制作者が勢ぞろいしました。この作品では、通常の芝居の稽古と比べて3倍の時間がかかりました。健常者の演出家や俳優たちの中には手話を一から学んだ人も少なくありません。

 演出家のケニー・レオンさんは今回の作品についてこう語ります。

 「サラ役のローレンとの仕事は素晴らしい体験でした。ラブシーンでの音楽はどんなものか聞かれました。彼女は音楽を聴いたことがないのです。サックスで奏でたロマンチックな音だと言うと、サックスはどんな音? と聞いてくるのです。音に込められたロマンチックな感情や怒りの感情などを語り合った結果、それが皆の演技に生きてきたんです」

 この作品には、ずっと心を閉ざしていたサラが初めて声を発するシーンがあります。実はリドロフさん自身も役と同様、25年以上声を出していませんでした。

ローレンさんはそのことについてこう語ります。

 「13歳の時に声を出すのを止めました。なので、演出家から出演依頼があった時まさかもう一度声を使うなんて思いもしませんでした。でも演出家や相手役と一緒に仕事をするうちにこのチャレンジは私自身にとっていいかもしれないと。相手役も手話を学び、舞台上で初めて使うことに挑戦しています。彼ができるなら私もできると思ったんです」  オリン役のジョン・マクギンティさんにもインタビューしました。

 「私たちがこの作品で伝えたいのは、相手の話をちゃんと聞いてわかり合うことです。私たちが何者であるかは関係ありません。お互いの歩み寄りがあればつながることができるんです」

042718-2  この作品をプロデュースしたのは、日本人の川名康浩さんです。2013年には日本人として初めてトニー賞で「最優秀ミュージカル作品賞」を受賞しました(受賞作品「キンキー・ブーツ」)。社会的なテーマにこだわる川名さんは、インターネットに頼ったコミュニケーションの現状に日ごろから疑問を持っていました。

 「自分には高校生の子供がいて、たまに子供が友達を家に呼んで遊ぶんでいるんですね。部屋でずいぶん静かだからどうしたんだろうとのぞいてみると、みんな携帯電話をいじっている。メールか何かしているのかなって(思っていました)。でも実は(同じ部屋の中にいながら)みんなで携帯でチャットしているんですね。何でしゃべらないの? て聞いたら、しゃべるより打った方が速いって。この子たちが成長してどういう大人になってコミュニケーションを取っていくんだろうと」

 人と人が肉声で語り合うコミュニケーションが希薄になっている今。川名さんは、健常者とろうあ者が必死につながろうとするこの作品を通じて、心の通うコミュニケーションの在り方を改めて考えて欲しいと言います。

 「きっちりハートの込もったコミュニケーションをもって、相手のことをちゃんと聴く。コミュニケーションへの強い意志を作家は描いたと思うんです。本当に大切なメッセージを込めた意味のある作品を作り続けていきたいです」

 この作品は役者のセリフが舞台の上の方にある掲示板に表示されるようになっていて耳の不自由な人も楽しめるように配慮されています。

※「Children of a Lesser God」はSTUDIO 54で上演中です。
childrenofalessergodbroadway.com
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もこみち流 レシピ(1週間掲載)

数種類のきのこのパエリア

数種類のきのこのパエリア

材料

タイ米・・・・・・・・・・4合

[A]
  水・・・・・・・・・・800ml
  野菜コンソメ・・・・・小2
  サフラン・・・・・・・・・・適量
  白ワイン・・・・・・・大2
  塩・こしょう・・・・・・・・・・各少々

にんにく・・・・・・・・・・2片
エシャロット・・・・・・・1個

ジャンボマッシュルーム・・・・・・・1個
あわび茸・・・・・・・・・・1個
白まいたけ・・・・・・・・・・1パック
マッシュルーム
(ブラウン・ホワイト)・・・・・・・各4個
ひら茸・・・・・・・1パック

オリーブオイル・・・・・・・大2
バター・・・・・・・・・・大2
塩・こしょう・・・・・・・各少々
タイム・・・・・・・適量
パセリ・・・・・・・適量
レモン・・・・・・・1個
パルミジャーノすりおろし・・・・・・・・適量

作り方
    1. タイ米は洗ってザルにあげて乾かす。
    2. Aは小鍋に入れて沸騰させる。
    3. にんにくはみじんぎり、エシャロット・ジャンボマッシュルーム、ブラウンマッシュルーム・あわび茸は薄切り、ホワイトマッシュルームは4等分、白まいたけ・ひら茸は石づきを取って小房に分ける。
    4. パエリアパンにオリーブオイルを熱し、にんにく、エシャロットを炒め、きのこ類を入れて塩・こしょうし、バター、タイムをちぎって加え、しんなりするまで炒める。
    5. (4)に、タイ米を加えて炒め合わせ、(2)を沸騰させた熱々のスープを注ぎ、混ぜてからフタをして弱火にし、約15分で炊きあげる。
    6. タイム・パセリの粗みじん切りを散らし、レモンの皮を削りかけ、果汁も搾り、パルミジャーノチーズをふり、全体を混ぜる。
POINT

●旬のきのこをたっぷり6種類使ったパエリア


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