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NY洗剤ブランド「ランドレス」オーナーが伝授!冬物衣類の洗い方

02/23/18 21:00 (ET)
Image: NY洗剤ブランド「ランドレス」オーナーが伝授!冬物衣類の洗い方

 そろそろ衣替えの季節ですが、冬物衣類や羽毛製品などをドライクリーニングに出すと結構お金がかかります。最近は市販の専用洗剤の種類も増えてきていますが、ニューヨークでは素材に合った、環境に優しい洗剤を開発したブランドが人気です。今回の特集は、そのオーナーの方に冬物衣類を洗う方法を教えていただきました。

ニューヨーク、ソーホー地区にある「ザ・ランドレス(THE LAUNDRESS)」。2004年に誕生した洗濯用品の専門店です。汚れに強いベビー用洗剤やデニム専用洗剤、ウール・カシミアなどデリケートな素材に特化した洗剤など、素材に合わせて開発した製品が特徴です。洗った後の排水は自然分解され、100%自然にかえる環境に優しい洗剤です。

022318-1 この店を立ち上げたリンジー・ボイド(Lindsey Boyd)さんは、「(共同経営者の)グウェンと私は白い服がすぐ汚れてしまうことや市販の洗剤では汚れがきちんと落ちないこと、高いお金を払ってドライクリーニングに出しても大切な服を台無しにされてしまい、うんざりしていました。それがきっかけで製品を開発しブランドを立ち上げました」

リンジーさんに冬物衣類の洗い方を教えていただきます。まずは、ウール・カシミアの洗い方。用意するものは、洗濯おけとウール・カシミア用の洗剤などです。この専用洗剤は毛糸に含まれる成分を保護し、生地の色落ちを防ぎます。また保管する際に防虫効果のある、杉の香りを使用しています。

「目に見える汚れを落とすことから始めます。ボディーローションやオイル、化粧などの汚れです。染み抜き用洗剤を襟元につけます。セーターの内側にも皮脂汚れがついているので、そこにも忘れずにつけてください」

皮脂汚れを落とすのに効果的な30 〜40度のお湯を洗濯おけにはり、ウール・カシミア用の洗剤をキャップ2杯分いれて、手でよくかき混ぜます。ウール・カシミア製品が縮む原因の一つは真水に触れることです。専用洗剤を入れかき混ぜて、洗濯溶液を作ったあとにセーターをつけるのがポイントです。

「水の中でセーターを押し洗いします。絞ったりこすったりしないでください。30分つけ置きします」

30分経ったら洗剤を水で洗い流します。そしてすすぎ洗いの際もセーターを絞らないように、洗濯おけやシンクに押しつけます。洗剤がなくなるまで、押すようによく流すこと。平らなところに置き、自然乾燥。置く時に形を整えます。そして一晩乾かせば洗濯は完了です。

022318-2 次は、羽毛製品の洗い方です。どれくらいの頻度で洗うと良いのかとの質問に、リンジーさんは、「洗濯の頻度は1シーズンに1度です。アレルギーがある場合は1シーズンに2〜3回です」と教えてくれました。

洗濯モードを「デリケート」に設定して、水は冷水を使います。

枕を洗濯機に入れ、終わったら、乾燥機にかけて乾かします。

「この時に使うものがポイントなんです」とリンジーさん。それは、「ウールのドライヤーボール」。乾燥の際に一緒に入れると、乾燥時間の短縮や、ふんわりとした仕上がりになるとのこと。また、中の羽毛を均等にならしてくれる効果もあります。このボールは量販店でも買うことができます。羽毛製品と一緒にドライヤーボールを三つ入れます。

「(乾燥機は)低温で低速に設定します。種類によってことなりますが、1時間弱で完了です」

いかがでしたか? 冬物衣類などを洗う時の注意点です。一つは「水の温度」。ウールやカシミアを洗う時は30〜40度のお湯で洗い、その後すすぎ洗いをするときは水を使います。羽毛製品を洗う時は、洗濯機のモードをデリケートにし、冷水を使います。もう一つの注意点は、衣類についているタグの表示を確認し、それに従って洗うようにしてください。市販の専用洗剤を使う場合も、それぞれの用法・用量を守って使用してください。

冬物はクリーニングに出すものと思っていましたが、けっこう自宅でできるものなんですね。

THE LAUNDRESS
www.thelaundress.com
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