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北米マンガ最新情報 @NYコミコン

10/13/17 21:00 (ET)
Image: 北米マンガ最新情報 @NYコミコン

 今回の特集は、日本の「マンガ」です。北米ではヒーローもののアメリカン・コミックスがハリウッド映画などで展開し、売り上げを伸ばしていますが、日本のマンガは伸び悩んでいます。そんな中、北米で日本のマンガを取り扱う会社がどのような取り組みを行っているのか、北米最大級のポップカルチャーイベント「コミコン」で取材しました。

 NYコミコンは、2017年10月5日から4日間にわたって開かれ、およそ20万人が訪れました。コミック、アニメ、ゲームなどの最新のコンテンツが展示・販売されている他、これから公開される映画やアニメなどの最新情報も発表されました。不況といわれる紙媒体の中で売り上げを伸ばしているのが、「アメリカン・コミックス(アメコミ)」です。スパイダーマンやバットマンなど、スーパーヒーローものが中心。色鮮やかなカラーが使われているのが特徴で、主な読者は男性です。

101317-1 一方、アメリカで日本のマンガを翻訳出版しているのがサンフランシスコに拠点を構える出版会社、「VIZ Media」です。「ワンピース」「ドラゴンボール」など日米で人気のマンガを翻訳出版してきました。アメコミとはひと味違う、細部にまでこだわった日本らしいマンガを北米のファンに提供しています。VIZ Mediaの岡田武蔵さんは、「アメコミはヒーロー系が多いんですが、日本のマンガは学園生活ものや、ヒーローからファンタジーまで色々とバラエティーに富んでいます。男女問わず全ての方にマンガを読んでいただけるようにマーケティングを進めています」とインタビューに答えてくださいました。

 さらに、会場に訪れていた日本のマンガファン(女性)にも話をうかがいました。

 「好きなマンガはセーラームーンです。アメリカではスーパーマンやバットマンなど男性向けばかり。日本のマンガは女性のヒーローもいて、子供のころ勇気づけられました」

 また、小さい子供や家族を読者に取り込もうと、新たな試みを行っている企業もあります。「TOKYOPOP」という会社です。ディズニーと日本のマンガがコラボレーションし、ディズニーの人気キャラクターを日本のマンガ風に描いた作品を出版しています。TOKYOPOP のCEO、スチュウ・リービーさんに、このコラボレーションについてうかがいました。

 「日本のマンガって、場合によって大人っぽいというか、子供が読んじゃいけないものが多いんですよね。内容的に。文化の違いもあるので、 アメリカだと親が子供に見せたくない、ということがあるんで、ディズニーだと安全。子供にも安全なマンガを提供できるというのが、ディズニーマンガです」

101317-2 マンガを読む手段も変わってきています。紙からタブレットなどの電子書籍へとデジタル化が進む中、日本の企業が新たな技術を開発しています。このブースでは、読者がマンガの中に入ってその世界を味わう事ができる、バーチャルリアリティを体験できます。バーチャルリアリティ(VR)はコンピューター上に作られた仮想の世界を、ヘッドセットなどを通して体感する技術です。4年前に始まったこのプロジェクト、日本のクリエイターたちが、紙上に描かれたマンガの世界を、コンピューターで3Dに立体化し、バーチャルリアリティを作りました。

 会場のVRデモンストレーターの方は、「(このVRを使うと)これまでと全く違う方法でマンガを読むことができます。マンガの中に入って360度世界を見渡すことができます。セリフが聞こえてキャラクターも動きます。読みながらマンガの世界を体験することができるんです」と説明してくださいました。また、このVRを体験した人にも話を聞いてみました。

 「マンガの世界はとても素晴らしい空間でした! 目の前にマンガの世界が広がり自分もその一部になったよう。これからはVRに変わっていくと思います。」

 マンガは読むというより、体験するものになってきているんですね。
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