アート

日本の伝統文化・「折り紙」をビジネス視点でアメリカに広める!

09/22/17 21:00 (ET)
Image: 日本の伝統文化・「折り紙」をビジネス視点でアメリカに広める!

今回は日本の伝統文化、折り紙について特集します。アメリカでは、学校の授業に取り入れられるなど今や折り紙は世界各国に愛好者を増やしています。その折り紙を “ビジネスの視点”でアメリカに広めようとしている日本人、矢口太郎さんと、矢口さんが経営するニューヨーク・ブルックリンの「Taro’s Origami Studio」をご紹介します。

日本の折り紙は 海外でも 「Origami」として知られ、北米のアートストアや書店などでも数多く販売されています。折り紙の原点は、折形(おりがた)と呼ばれる武家社会の礼儀作法の一つです。儀式に使う和紙の飾りや、贈り物を包む時などに使われ、その手法は 600年以上の歴史があるといわれています。今では、カラフルな色紙で、動物や植物といった様々な形を作りあげることを楽しむ遊びです。

092217-1その折り紙を本格的に教えてくれる教室がニューヨークのブルックリン地区にあります。「Taro's Origami Studio」です。6年前にできたこの教室には、子供から大人まで、200人近くの生徒が通い、折り紙を学んでいます。初級から上級まで、その人のレベルにあった作品作りができるのがこのスタジオの特徴です。この「Taro's Origami Studio」を経営するのが 折り紙作家・矢口太郎さんです。矢口さんが作り出す折り紙は、どれも躍動感にあふれています。細部にまでリアリティーを追求したその作品からは生命感すら感じられます。Taro's Origami Studioでは、上級者になると、こういった作品の作り方も教えてもらえるんです。生徒の子供たちに話を聞きました。「(折り紙で)サンタクロースやキャンディーを作ったの! あとクリスマスツリーもね」

矢口さんに折り紙について伺いました。「(アメリカでは)アートの時間とか、数学、幾何学の時間とかに折り紙を使って教えます。手と脳が直結しているので 、手を動かすと脳に刺激が行くというんですかね。もう一つは情操教育というんですか ? いわゆる心、マインドに良いと言われています。なので、ちゃんと書いた論文とかは無いんですけど、ADHDの子供が集中してやるというふうに よく言われています。」

092217-2折り紙作家として活躍する矢口さんですが、実は本業は国際弁理士です。弁理士とは、特許など知的所有権を取り扱う専門家です。以前から、折り紙が多くの人々の目に触れその素晴らしさを広めるにはどうしたらいいのかと考えていた矢口さん。その答えは、“折り紙の商業化”でした。「折り紙というのは 本当に広げていこうと思ったらみんながボランティアでやるというものではなく、それ自体がビジネスとして 成立するものでなければ、本当の意味で人々の生活の中に入っていかないと思うんです」と矢口さんは語ります。そのために、どこでも手軽に学べる方法として考えたのが、タブレット端末を使った教材の開発です。これを使えば、先生がいなくても折り紙を学ぶことが出来るので折り紙人口を増やすことが期待できます。さらに矢口さんが思いついたのは、折り紙を活用したバースデーパーティーのイベントビジネスです 。折り紙を学びながら子供たちの誕生祝いを一緒にしてしまうこのアイデア。手作りの折り紙が子どもたちへのプレゼントになることに気づいてもらい、折り紙の裾野を広げる狙いを込めています。折り紙を商業化するといった矢口さんのアイデアは、企業とのコラボレーションにも活かされています。矢口さんは、「去年、全米のモールでやったプロジェクトですけど、そこで靴のセールをするということで等身大のハイヒールとスニーカーをその場で折って、一ヶ月間お客さんのために飾るというプロジェクトがありました」とイベントについて教えてくれました。

矢口さんは、その他に、ファッションブランドとのコラボやミュージカルのロゴ、そしてショップのディスプレーなど、ビジネスチャンスを広げています。Taro's Origami Studioで先生をしているフランク・リンさんは、フルタイムのスタッフとして働いています。リンさんは矢口さんについて「スタジオの創設者であり、とてもクリエイティブな素晴らしいデザイナーでもあります。僕に大好きな折り紙を仕事として出来る場所を作ってくれて、とても感謝しています」と話してくれました。

矢口さんは、「折り紙を教えるということについて言えば、このスタジオは非常にローカルであるので、どこにいても習える様な仕組み、ITを使って遠隔でも教えられるような仕組みをこれからは作っていきたいと思います」と今後についても話してくださいました。日本の伝統文化の折り紙を、独自のスタイルで世界に伝えようとする矢口さん。折り紙の素晴らしさに気づく人々がますます増えていきそうですね。

Taro’s Origami Studio
www.tarosorigami.com
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もこみち流 レシピ(1週間掲載)

チキンとマッシュルームのトマト煮込み

チキンとマッシュルームのトマト煮込み

材料

鶏むね肉・・・・・・・・・・1枚
オリーブオイル・・・・・・・大1
ベーコン・・・・・・・・・・80g
塩・こしょう・・・・・・・・各少々

にんにく・・・・・・・・・・1片
玉ねぎ・・・・・・・・・・・1個
ホワイトマッシュルーム・・・4個
バジル・・・・・・・・・・・適量

[A]
  レッドペッパー・・・・・少々
  粉唐辛子(粗め)・・・・少々
  シーズニング・・・・・・大1/2
  コンソメスープ・・・・・50ml
  トマト水煮缶(ダイス)・・200g
  赤ワイン・・・・・・・・・大2

タイ米ご飯・・・・・・・2人分
パルミジャーノすりおろし・・・・・・適量

作り方
    1. ベーコン、鶏むね肉は一口大に切り、オリーブオイル(大1/2)を熱したフライパンに入れて両面こんがりと焼き取り出す。
    2. (1)のフライパンに、オリーブオイル(大1/2)を足し、にんにくの薄切りを入れて香りを出し、玉ねぎのみじん切り、薄切りしたホワイトマッシュルームを入れてしんなりするまで炒める。
    3. (2)にバジルの粗みじん切りとAを加えて一煮えし、(1)を戻し、トロリとするまで弱火で煮る。
    4. タイ米ご飯を型で抜いて器に盛り、(3)を盛り付け、ごはんの上にパルミジャーノチーズのすりおろしを振り、バジルをのせて仕上げる。
POINT

●香辛料を加え ひと味違うトマト煮込みに!


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