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北米各地で開催されているハロウィンにちなんだ様々なイベント ペンシルベニア州 フィラデルフィアでのハロウィンのユニークな催し「Terror Behind the Walls」

10/28/16 0:00 (ET)
Image: 北米各地で開催されているハロウィンにちなんだ様々なイベント ペンシルベニア州 フィラデルフィアでのハロウィンのユニークな催し「Terror Behind the Walls」

10月31日は、ハロウィン!さまざまなイベントが毎年各地で開催されますが、ペンシルベニア州 フィラデルフィアではユニークな催しがあります。その名も、「Terror Behind the Walls」。 期間限定のお化け屋敷で、総勢200人の幽霊やゾンビが待ち受けます 。実はここ、夜はお化け屋敷ですが、昼間はれっきとした観光名所「Eastern State Penitentiary(イースタン州立刑務所)」なのです。

この刑務所は、1829年から およそ140年間に渡って使用され、アル・カポネをはじめ、総勢75,000人もの囚人を収監していました。石造りの建物が、放射状に広がる設計で造られており、大きさは東京ドームとほぼ同じです。

ガイドのローレンさんによると、この刑務所では、世界で初めて囚人に個室を与え、「ペンシルバニア形式」と呼ばれる囚人たちの更生を重視するプログラムを取り入れたそうです。ここが 「Prison」ではなく、「Penitentiary」と呼ばれるのは、懺悔(penitent)に由来しているからです。

今では年間およそ20万人が訪れる人気スポットですが、お化け屋敷を始めた理由は、古い建物の状態を維持する資金に悩まされていたからだそうです。日が沈むと、恐ろしいお化け屋敷に姿を変えるゴシック様式の刑務所。180年以上経った今でもフィラデルフィアの街に存在感を放っています。

   
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