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アメリカ・オレゴン州 ポートランドの特集 あまり知られていない、日本とポートランドとの関係について

08/05/16 0:00 (ET)
Image: アメリカ・オレゴン州 ポートランドの特集 あまり知られていない、日本とポートランドとの関係について

今回は オレゴン州 ポートランドの特集です。ポートランドは、オレゴン州の北西部にある都市で、人口はおよそ60万人。ポートランド近郊の街で行われた日本の夏祭りを取材。また、ポートランド在住の方々にお話をうかがい、あまり知られていない、日本とポートランドとの関係についてもご紹介します。

今、環境に優しい街として注目を集めている、オレゴン州ポートランド。この地域のシンボル、マウント・フッドは、形や標高が富士山に似ているため、「オレゴン富士」とも言われています。

 

自然がたっぷりで、日本人にとって、住みやすいイメージのポートランドですが、日系人の歴史には、辛い過去もあったことが分かりました。オレゴン日米協会会長、黒崎よしおさんによると、1900〜1920年代に日本からの移民がオレゴンで果樹園や農園経営を開始。それに伴い日本人街ができましたが、第二次世界大戦が開戦すると、日系人は強制収容所へ送られ、街は消滅、チャイナタウンへと変貌しました。戦後には、日系人が白人と結婚することはオレゴンで禁じられていました。その後、少しずつ差別も消え、生活しやすい社会になったそうです。

 

ポートランドには日本を感じられる場所が2カ所あります。一つ目は、「オレゴン日系レガシーセンター」。当時の日本町の記録や、強制収容所に関する展示が見られます。二つ目は、"Portland Japanese Garden"。1959年、札幌との姉妹都市提携を記念に造られました。ガーデンキュレーター内山さんは、日本の文化の深さを発信していきたいと語ります。ポートランドの自然に本格的な日本庭園が融合した、この土地ならではの景観を楽しめます。


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