アート

NY発のライブアート

10/25/19 21:00 (ET)
Image: NY発のライブアート

芸術の秋! 各地でさまざまなアートのエキシビジョンが開かれていますが、今日はニューヨーク発祥のとっておきのイベントをご紹介します。

イベントが行われるのは、ニューヨーク・ブルックリンのナイトクラブ。DJブースもあり、盛り上がっています。観客が観ているのは…、「ライブペインティング」。複数のアーティストが同時にライブペイントを行う競技大会、「アートバトル」です。

アートバトルは、12人のアーティストが、制限時間20分以内に絵を描き上げます。絵のテーマは決められておらず、アーティストの自信作を披露します。完成した作品の中で、一番良いと思うものに観客が投票します。

始めのラウンドは6人ずつ、二つのブロックに分かれて戦い、観客によって選ばれた各ブロックの上位2人が、決勝ラウンドに進めます。そして、優勝者には賞金およそ2000ドルが与えられます。絵を描くのに必要な絵の具は、アートバトルが提供するものを使うルールです。

主催者のポール・セペダさんに話を聞きました。「アートバトルは2001年にニューヨークで始まりました。開催地の地元アーティストに参加してもらいます。観客はアーティストを目の前で応援できます。しかもパーティーのような雰囲気も味わえます。アーティストはスタジオから世界に飛び出し、観客はゼロから作品が生まれる瞬間を体験できるんです」

U2のボノの呼び掛けで始まったアートバトル。エンターテインメント性の高さと、アーティストの発掘・サポートを兼ね合わせたイベントとして話題を呼び、今では世界50カ国で開かれています。

ニューヨーク・ブルックリンのHouse of Yesで開催された大会には、地元のアーティスト12人が参加。大会開始前に参加者に意気込みを聞きました。「観客の前で20分で描くのはチャレンジです。自分をさらけ出して描くのは好きですね。面白いイベントなので楽しみながら描きたいです」

今回、初めてアートバトルに出場するのは、ニューヨークで壁画アーティストとして活動する、日系アメリカ人のタカバヤシ・ケンジさんです。「普段よりもっと速く描かないといけません。観客に創作の過程を楽しんでもらいたいです。私の祖母は墨絵画家でした。私は祖母から影響を受けたんです。今日は祖母の筆を持ってきたのでこれを使うのが楽しみです」

ケンジさんが出場する第1ラウンドが始まります。20分間のライブペイントがスタートしました! ケンジさんは、日本人の女性の顔を描いているようです。あっという間の20分。即興で描いた、個性豊かな絵が完成しました。

投票は携帯電話を使い、簡単にできます。また、完成した絵は展示され、観客は紙に値段を提示していく、オークションで買うことができます。

決勝ラウンドの出場者の発表です。ケンジさんは見事、出場者に選ばれました! 決勝は今回5人での戦いです。ケンジさんの祖母の筆も活躍の場を得ました。

アーティスト、渾身の1枚が完成しました。優勝したのは、馬の絵を描いたマイケル・ジェメイオスキーさん。ケンジさん、初参加での優勝はなりませんでした。

「緊張して最初の一筆は手が震えました。でも決勝に出られてよかったです。皆素晴らしかった。また参加したいです」とケンジさんは初参加の感想を話してくれました。

観客にも感想を聞きました。「アーティストそれぞれの描き方が見られてよかったです。2本の筆を使う人がいれば、アウトラインに集中する人もいて、興味深かったです」「初めて観に来ました。今までは完成された作品を観ていましたが、ここではアーティストの舞台裏が見られてよかったです」

アーティストとして参加するには、オンラインで審査を申し込むことができるそうですよ。

Art Battle
artbattle.com
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