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コロナ禍に需要高 お酒入りアイスクリームの魅力

09/04/20 21:06 (ET)
Image: コロナ禍に需要高 お酒入りアイスクリームの魅力

皆さん、どんなフレーバーのアイスクリームが好きですか? 今日は、アメリカでブームになっている「お酒入り」アイスクリームの魅力をお伝えします。

コロナによる影響で、人々の外出が制限されています。そんな中、多くの人が家でお酒を飲む機会が増え、「アルコール」のオンライン売上げが急激に伸びています。

ビールはもちろん、ウイスキーやウオッカなどの蒸留酒(ハードリカー)の売上げも上昇しており、アメリカ市場調査会社によると、3月から4月の2カ月間で蒸留酒の売上が昨年より34%増加しました。ステイホームで新たなお酒の魅力に気付いた人も多いのかもしれません。

こうした中、ニューヨーク州は、先月、蒸留酒が入ったアイスクリームの製造や販売を初めて認める法案が施行されました。ニューヨーク州では既に、ワインやビール、ハードサイダーを使ったアイスクリームの販売などは合法でしたが、今回新たに蒸留酒が認められる形となりました。

近年お酒入りアイスクリームへの消費者の人気は増え続けており、今回の法案は酪農業者、酒造業者、レストランや小売り業者の要望に応えたもので、経済の発展につながると期待されています。

そこで今回、注目を集めているお酒入りアイスクリームショップを訪ねました。

「ティプシースクープ(Tipsy Scoop)」はテキーラやウイスキー、ウオッカなどを含んだ12種類のアイスクリームを、21歳以上の大人に販売しています。全てアルコール度数は5%までに調整されています。

ティプシースクープのマネージャー、ジェシカ・マリスさんにお話しを聞きました。「コロナの影響で多くの人が私たちの商品を知ってくれました。お酒は食と同じくらい親しまれています。アイスの甘さにお酒を加えることで大人の味に進化するんです。これを思い付いたオーナー(CEOのメリッサ・タウス)は先見の明があったと思います。お酒を入れたきっかけはアイスを柔らかくするためでした。アイスは酒のボトル丸々注いで作られているんですが、お酒を加えること以外は特別なことをしていません」

コロナの影響で店舗での売上げは落ちたものの、全米でのオンラインの売上げは変わらず好調だといいます。お酒入りアイスクリームの作り方などを教えるバーチャルクラスも始めました。また、新しいフレーバーや、お酒のブランドとコラボレーションした商品開発を積極的に行なっており、季節に合わせたアイスクリームも作っています。

さらにジェシカさんは、「ラム酒の会社(Blue Chair BAY)と共同でピナコラーダ味を作りました。他にもこれからの季節に会わせたフレーバーを考えています。お酒を使うことでアイスクリームの可能性が広がりました。コロナ禍に喜ばれるギフトになってくれたらうれしいですね」と話してくれました。

同店を訪れたモンゴメリー花子リポーターが人気のアイスクリームが同時に楽しめるサンデーをいただきました。それぞれウォッカ入りのバニラケーキ味、テキーラ入りマンゴー味、ウイスキー入りチョコレート味のアイスクリームが味わえます。さらにジェシカさんのアドバイスに従い、ウォッカ入りのバニラケーキ味、テキーラ入りマンゴー味をミックスして食べてみると、「今まで食べてきたアイスクリームとはまた別で、上品でぜいたくなアイスクリームです」と堪能したようです。

お店を訪れたお客さんは、「バニラアイスもお酒も大好きなので一石二鳥です。ご褒美として仕事のあとに食べています」と話してくれました。

ニューヨークにあるアジア系スイーツ店「BOBA FIX BUBBLE TEA & DESSERT BAR」でも、つい最近、韓国の蒸留酒「ソジュ」を使ったアイスクリームをメニューに加えました。

花子リポーターは、「おー、抹茶の濃厚な味が。アイスクリームを食べているんですが体が温まってきます。 お酒を飲んでるみたいな感じです」といただいた感想を話しました。

法律が変わったことで、バラエティーが広がり、これからさまざまなお酒入りのアイスクリームが楽しめそうですね。

食べすぎて酔っぱらわないように気を付けないとですね。


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