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コロナ禍での日系団体や企業の社会貢献活動

07/06/20 9:46 (ET)
Image: コロナ禍での日系団体や企業の社会貢献活動

新型コロナウイルスの感染拡大により、多くの企業もダメージを受けています。そんな中にあって社会貢献に取り組む日系団体や企業の活動とその思いをうかがいました。

会員制社交クラブ「日本クラブ(The Nippon Club)」では、米国日本人医師会と協力し、新型コロナウイルスと戦っているニューヨークの医療従事者へ継続的にお弁当の差し入れを行う活動を行なっています。

事務所長の前田正明さんに、活動を始めたきっかけを聞きました。「最初は、医療関係者の方、日本人医師会の方にコロナの関係の情報提供ということで、日本クラブとして初めてウェビナーを行いました。その時、前後の打ち合わせで先生から、『やはりお昼が楽しみなんだ』とっていう話があって、じゃあ、うちもキッチンがあるので、そこを開けてですね、お配りしてみようということになり、賛助を各企業にお願いしました。非常に好反応でいろんな貢献をしていただきまして、トータルで6000個のお弁当をお配りできるバジェットをいただきまして、現時点で2000弱を配り終わったところです」

当初はマンハッタンの2病院から始まったこのプロジェクト。現在では、週260個のお弁当をニューヨーク市内の12病院へ届けています。

反応について前田さんは、「非常に喜んでいただいてですね、歓喜の顔のお写真とですね、『Thank you so much!!!』というエクスクラメーションがいっぱい付いたようなメールを返していただいて、本当にうれしいなと思います」と話してくれました。

プロジェクトの中心となり、お弁当を作っているのはダイニングルームで働くスタッフたち。和食にこだわり、品数も豊かなお弁当。一品ずつ丁寧に詰めていくため、その作業だけでも一苦労です。

サービスマネージャー影山誠さんは、「僕らがコロナに感染する訳にはいかないので、その点、皆さん衛生面での自覚を持ってやっていくっていうのが、ソーシャルディスタンスを保ちながら、スムーズにオペレーションを遂行していくとうのは、結構大変なところもありますね」と現場での苦労を語ってくれました。

また総料理長の安陵秀樹さんは、「医療従事者の方たちが長時間働いていると聞いていますので、パワーを付けてもらいたいという面も気を使っておりまして、その辺のところはいろいろと考えながら、毎週アレンジしながらバリエーション良く、ベジタリアンの方もいらっしゃるというリクエストもありましたので、2種類に分けてお弁当を提供させていただくという感じでやらせていただいております」と工夫について話します。

また、「私としてやはり料理人なので、医療従事者の方にお弁当を届けたいという気持ちはあった」と語る安陵さん。「やはりたくさんの方のサポートがあったりだとか、米国日本人医師会の方のサポートがあったりしないとできないイベントだったので、このプロジェクトを続けることによって、ニューヨークの地域社会貢献を目指してやっていきたいと思います」

日本クラブによるニューヨークの医療チームへお弁当を届けるプロジェクトは、年内いっぱい続けく予定だそうです。

続いては、私たちの生活に欠かせないものとなった「マスク」。人材派遣会社、「Activ8」は、ロックダウン開始当初からオフィスにミシンを持ち込み、マスクを製造。エッセンシャルワーカーやコミュニティーに寄付する活動を行ったそうです。当時の様子を代表取締役の加地謙吾さんにうかがいました。

本来の業種とはまったく異なるマスク作り。最初から作り方などは知っていたのかという質問に対して、加治さんは、「いえ、もう今時のグーグルで全部調べて、いろんなところから情報集めて、どうしたらいいのかな? というところから進めていって、その中から自分たちでできそうなものを選んで、あの時、いろんなものが止まりかけていましたので、考えてやった次第です」と語ります。

近くの洋裁店でジーンズ用のヘビーデューティーのミシンを4台購入して作り始めたそうです。「最初、1週間目は4人で分担してやって、1日できても8枚ぐらいだったんですけど、工程を見直すことによって、最終的に7人で1日最高で60〜70作れるようになったんですよ。最終的には、生産量1000個を達成することができました。日系の食料品店さん、物流業者さんとか、あとは日系センターのシニアセンターがシカゴに実はあってですね、そういうところにも寄付させていただきました」

とても喜ばれたといいます。「すごい感謝していただいて、逆に恐縮してしまった感じで、こういうことをしたのは会社としては初めてなんですけれども、社会貢献っていうのは、すごく大事なんだなっていうのは身をもって感じた次第です」

どちらも素晴らしい活動ですね。こんな時だからこそ、自分にできる社会貢献をしていきたいですね。
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