アート・趣味

秋の夜長に。キャンドルの魅力&ボタニカルキャンドルの作り方

10/15/18 11:17 (ET)
Image: 秋の夜長に。キャンドルの魅力&ボタニカルキャンドルの作り方

秋が深まり、夜が長くなってくると、自宅で心落ち着くひとときを過ごしたくなりますよね。そんな時にオススメしたいのがほっこりとした気分にさせてくれる「キャンドル」です。素材や香りを組み合わせることで自分だけのオリジナルを作ることができる、ボタニカルキャンドルの作り方をお伝えします。

この季節になると品ぞろえも増えるキャンドル。アメリカ では、10軒に7軒の割合で、家に(置いて)あるといわれ、全米でのキャンドルの売り上げは、年間32億円にも上ります。

キャンドルの原材料は大きく二つに分けることができます。石油成分を原材料としたパラフィンから作られるものと、大豆やヤシ、ハチミツの油分を原材料としたワックスから作られるもの。近年、アメリカでは天然のワックスを使った商品が人気です。

101218-1 ニューヨーク・マンハッタンにあるキャンドル専門店(シール・トゥルドン)でも素材にこだわったものが売られています。セリーヌ・ロンディニューさんは、この店のキャンドルについてこう説明してくれました。

「質の良い植物性のワックスを使用し、芯は綿で作られています。ゆっくりと燃えるので 長い時間使うことができます。私たちの店では香り付きのキャンドルが人気です。28種類の香りがするキャンドルがあり、季節や個人差はありますが、花や木の香りがするものが売れています」

 この店にキャンドルを買いに来た人たちにインタビューをしました。

「自宅で夜リラックスしたいときよく使っています。香りつきキャンドルは部屋の匂いもよくなるし、音楽を聴きながら心を落ち着かせるのにぴったりです」「部屋のインテリアとしても使っているわ。部屋のムードを演出し、飾ることで雰囲気が出る。香りでも演出が出来るの」

101218-2  素材や香りの組み合わせで自分だけのオリジナルを簡単に作ることができるのもキャンドルの魅力です。キャンドルアーティストとして活動をするFUMIKAさん。ギフトにもぴったりなキャンドルの作り方を教えていただきました。 「今から蜜ロウとドライフラワーを使ったボタニカルキャンドルを作っていきます」

用意するのは、大きさの違う耐熱容器を2種類、ドライフラワー、ミツバチの油分(ゆぶん)から作られたワックス蜜ロウ、芯、そして香料。今回は、ラベンダーの香りを使います。これは、ご自宅で使っているエッセンシャルオイルや香水で代用することも可能です。

 「では、まず型に入る分量ぐらいの蜜ロウを溶かしていきます」

蜜ろうは4分の1をそのまま置いておいて、残りを温度計で温度を計りながらゆっくりと溶かします。この時、ロウの温度が高温過ぎると発火する恐れがありますので、100℃以下を目安に溶かします。
「流し込むロウの温度は大体、80〜90℃の間で流し込みます」
続いて溶けたロウにお好みの香料を加え全体をよく混ぜます。
「香料は蝋を流し込む直前に入れていきます」
小さめの型に芯をセットし、溶かしたキャンドルを流し込みます。その際、残しておいたロウをくだいて、型に入れ、その上から溶かしたキャンドルを流し込むと早く固まります。固まるまでは、芯の部分が不安定になるため、割り箸などで芯を固定します。

「キャンドルを早く固めたい方は、冷蔵庫に入れて固めてもらってもいいんですけれども、キャンドルが冷え過ぎると割れたりするので、冷やす時間には気をつけて。冷やしすぎないようにして下さい」

ロウが固まったら、型を押すようにして少し空気を入れ、芯をゆっくりと引っ張り、型から取り外します。

「この時、あんまり抜けないのに、あまりにも芯だけ引っ張り過ぎると、芯だけが切れたりするので、気をつけてください。ある程度出てきたら、キャンドルを持って取り出していきます。そしてこの型の中に入れてください」

 続いて、芯となるキャンドルとグラスの間にドライフラワーを飾り付けていきます。

「ドライフラワーは、色のバランスとかは自分のお好みで入れていただいて、下半分だけに入れるとか、好きな様に入れて下さい」

 先程、溶かしたロウの残りを再度90℃ぐらいまで温め、グラスのてっぺんまでロウを流し込みます。芯が長過ぎる場合は、倒れないぐらいの長さまで切り、固まるのを待ちます。固まったら、お好みでグラスから外し、最後に芯を1cmくらいまでカットします。見た目にもかわいいボタニカルキャンドルの完成です。

「手作りキャンドル、みなさんもお家で作ってみてください!」
 スタジオの辛源は、「今回は、ワックスから作りましたが、自宅で使っていないキャンドルを溶かして自分好みの香りやデザインに新たに作り変えるのも良いかもしれませんね」と語った。

Cire Trudon(シール・トゥルドン)
https://trudon.com/us_en/
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