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ニューヨークで開催、2つの日本の祭りを紹介

05/19/17 21:00 (ET)
Image: ニューヨークで開催、2つの日本の祭りを紹介

 今回は、ニューヨークで行われた日本関連イベントを二つご紹介します。まずは2017年で11回目となったJapan Day。100社以上の企業・団体が協賛し、日本文化を体験できる11のブースが並びました。もう一つは今年が初開催のポップカルチャーイベント「Tokyo x Brooklyn」。東京とブルックリンを「新しい文化を生み出す街」と位置付け、文化を紹介しました。

051917-1  Japan Dayに訪れていた2人のアメリカ人にインタビューしてみました。「日本のことを学びたい人にはぴったりのお祭り。日本文化を体験しながら学べるので、すごく楽しいです」「いちばん楽しかったのは浴衣を試着したこと。日本人に着方を見せてもらって面白かった」と語り、来場していた日本人女性は「外国の人にも日本の文化が好かれていると感じました。すごくうれしいです」と答えてくれました。

 Japan Day全体がチャリティーイベントです。今年は、セントラルパークの維持・管理のために20ドル以上寄付した人にはオリジナルTシャツが配られました。今回チャリティー・アンバサダーを務めたのは、今年からニューヨークに拠点を移した芸人の綾部祐二さん。綾部さんは、「Japan Dayのステージに立ったらニューヨーカーの仲間入りと聞いているので、やっと念願のニューヨーカーになれたのかと最高の気分です! 世界中の人が集まっているのでパワーがあふれていて、日本とアメリカの交流の場として素晴らしいイベントだと思いました」と語ってくれました。

 また、ステージでは歌手のシェネルさんが、新曲「Destiny」(テレビジャパンで放送中のドラマ「リバース」の主題歌)を披露。シェネルさんは、「この曲はドラマにすごく合っていて、スリルとサスペンスに満ちたドラマなので次に何が起こるか気になってしまいますよ。今回、Japan Dayには初めて参加しましたが、こんなにたくさんの人が来場していて、とても楽しいです」と話してくれました。緑萌え出すセントラルパークで、約5万人が日本文化を楽しみました。

 一方、ブルックリンでも日本をテーマにしたイベント「Tokyo x Brooklyn」が同日に開かれました。こちらは、少し違った雰囲気です。アーティストやクリエイティブな若者が 独自の文化を世界に発信しているブルックリンで、地元のアーティストの作品を展示・販売されていました。

 クリエイティブ・ディレクターのファンタジスタ歌磨呂さんにお話を伺いました。「ブルックリンには色んなクリエイターがいますが、彼らはもっと面白いことができるんじゃないかと思っています。また、もっと面白いものを作ることができる場があれば、化学変化的に別の面白いことが起きるんじゃないかなと思って、このイベントを企画しました」。

051917-2 会場の中央に作られたステージでは、地元ブルックリンにゆかりのあるアーティストがパフォーマンスを披露し、新しさを感じる音楽で会場を沸かせました。そんな中、日本人アーティストとして特別出演したのは、侍ギタリスト・MIYAVIさん。ギターをピックではなく指でたたくように演奏する「スラッピング」が独特のスタイルとして知られる、アメリカでも有名なギタリストです。MIYAVIさんは、「日本人として文化の架け橋となるイベントに出られるのは光栄なことです。文化が人と人をつなぐということは、毎晩ステージをしていて自分がすごく感じていることです。白人、黒人、アジア人も変わらず一つの音楽、一つのビートに乗って一つになれる空間を提供するのが、僕たちアーティストの役目ですので、今回は喜んで参加させてもらいました」と語ってくれました。

 来場していたアメリカ人女性は、「今日はMIYAVIを見に来ました。私が16歳の頃から27歳になった今でもずっと、彼の音楽のファンなんです!」。アメリカ人男性は、「ブルックリンの人たちはいつも他の文化に興味を持っています。特に日本・東京には注目しています」と教えてくれました。

 ニューヨークで同日に開催された二つの日本関連イベント。伝統的な文化と、新しいポップカルチャー、日本の二つの顔を楽しめました。
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