歴史

歴史的建造物をめぐるツアー

12/06/19 21:00 (ET)
Image: 歴史的建造物をめぐるツアー

特集は「建築」の話題です。ニューヨークには貴重な歴史的建造物がたくさんありますが、普段は、滅多に中に入ることができません。今回、その中を無料で見学できる「Open House New York(オープンハウス・ニューヨーク)」というイベントの魅力をお伝えします。

NPO団体が主催する「オープンハウスニューヨーク」。もともとロンドンで始まり、2003年からニューヨークでも開かれるようになりました。期間限定で毎年秋に開催され、今年は3日間でおよそ8万人が参加しました。300カ所が公開された中でも貴重なスポットをご紹介します。

まず、最初に訪れたのが1840年代に建てられた邸宅、「The National Arts Club(ナショナル・アート・クラブ)」。実はここ、当時のニューヨーク州知事が住んでいた建物で、今は会員制の社交クラブが入っています。この建物は、国定史跡としても登録されています。

一番のハイライトはゴージャスなダイニング。天井にあるステンドグラスが、お客さんのお目当てです。うっとりしてしまうほど上品な美しさのあるデザインで、19世紀にボストンで活躍したステンドグラスアーティスト、ドナルド・マクドナルドさんによる作品です。

参加者に話を聞きました。「長年ニューヨークに住んでいますが、貴重な建物の中に入ることができませんでした。素晴らしい機会だと思います」「今のニューヨークではなく古い歴史が学べていいと思います。特に19世紀の素晴らしいインテリアやアートとか」

次に訪れたのは、「ブルックリン・ネイビーヤード」。かつては海軍の造船施設でした。いま開発が進み、1800年代の建物がモダンにリノベーションされています。この建物の骨組みの多くは、古いものをそのまま利用しているそうです。今はかっこいいオフィスに変身していました。

そして、オフィスの下には、巨大なグリーンスペースがあります。ここで働く社員たちのために作られた庭で、憩いの場になっています。太陽の光が建物の中にたくさん入るように設計されているので、植物がどんどん大きくなっているそうです。

そして、最後は友愛結社フリーメイソンの建物にあるゴールドの会議室。ニューヨークには5万人のフリーメイソンの会員がいるそうです。そして気になるこのシンボルの「G」は神様のゴッドなどの頭文字からとったものだといいます。

ガイドの方は、「われわれを秘密結社という人もいる。ではなぜ皆さんはここに入れたのか? 世界で最も秘密を守れない秘密結社ということになりますね」と案内してくれました。

豪華な図書室の中央にはアメリカ初代大統領のジョージ・ワシントンの銅像。他にもフランクリン・ルーズベルト大統領やハリー・S・トルーマン大統領も会員だったと言いわれています。このように歴史に名を残す政財界のリーダーにもたくさんメンバーがいることから秘密めいたイメージの理由になっているのかもしれません。

友愛結社フリーメイソンの建物は、オープンハウスの時以外でも、一般に無料ツアーを行なっているんです。月曜日から土曜日にツアーがあり、電話かメールで予約ができるそうですよ。
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