新感覚アートに挑戦する日本人クリエーター特集・第三弾!今回は、斬新なネイルアートで注目を浴びているMEI Kawajiriさんをご紹介します。ユニークなデザインでセレブリティーにも大人気のMEIさん。今回もMC・辛源が実際に体験してきました! マンハッタンのノリータ地区にあるMEIさんのスタジオを訪ねました。

ニューヨークの第一線で活躍するネイルアーティスト、MEI Kawajiriさん。MEIさんのネイルアートは、立体的なデザインを爪に施す「3Dネイル」が特徴で、「えっ、こんなものまで爪に付けるの!?」というようなユニークなアイデア、斬新なデザインが話題を呼んでいます。
常連のお客さんにカワジリさんのネイルアートについて聞いてみると、「MEIのネイルは大好きよ! ニューヨークで一番。それ以上ね」と語ってくれました。顧客はモデル、女優などのセレブリティーもいて、有名ファッションブランドの雑誌の撮影にもネイルアーティストとして参加しています。
スタジオにおじゃました辛源は、アトリエみたいとの感想。
「そう。いっぱいネイルとかあって、ここでお客さん(のアートを)やったり、あと絵描いたりネイル作ったりしてるんですけど」とMEIさん。
早速、MEIさんの作品を見せてもらうことに。
「うん、ヴェルサーチがテーマで。こっちがメタリックの90年代のアドバタイズメントのスカートがモチーフで。こっちが安全ピンのドレスがモチーフでこれは、ちょっと3Dで。MEI、すごい3D好きなんです」
「立体的に盛っていく感じ?」と、3Dネイルに驚く辛源に、MEIさんは、「そうそうそう。こう横からみたら、でっかい感じ」と答える。
MEIさんは19歳でネイルアーティストとして働き始め、23歳のときに自身のネイルサロンを原宿にオープン。そこで培った経験とスキルを活かし、2012年、単身ニューヨークに渡ります。
「日本でずっとやってて、絶対これは面白いし、アメリカの人が見たことないものだから、それを皆に伝えたかったし。あとは、一番になりたくてきた。ニューヨークには。絶対になれると思ってたから」と来米のきっかけを語ってくれました。
MEIさんは日常生活の中のあらゆることをモチーフにしています。例えばタバコの吸い殻。ユニークなネイルの原点は“発想の転換“にありました。
「ネイルってキレイなものなのに、そこにわざわざ汚いものを作り上げるってことにちょっと興味があってそれで、吸い殻やってみよって。この三つに吸い殻して。日本人っぽいて思うところは、色使いやと思う。日本の原宿で昔やってたから原宿の時の自分のセンスが出てるのかなって思う」
親指を見て、いいサイズと言われた辛源も、ネイルアートをしてもらうことになった。
「楽しみやな、源ちゃんの初ネイルアートやろ?」とMEIさん。アートを施した指を、LEDライトに入れてジェルを固めて完成。

「スパイクがイーストビレッジのパンクロッカーみたいな感じですごくレントの雰囲気をとらえていて最高です!」と辛源も大喜びだった。
MEIさんは、「私の目標は色んな目標があるけどネイルを使って一個でっかい作品を作りたいっていうのもあって。それからいつかロードトリップが好きやから車で、ロードトリップででっかい車を借りたりとかして、アメリカの違うところに行って、ネイルのポップアップショップやるとか、そういうのもやりたいかな」
MEIさんは、ネイルはファッションのように自分を表現できるツールだとおっしゃっていました。
3回シリーズでお届けしました新感覚アートに挑戦する日本人クリエーター。皆さんそれぞれ情熱を持ってアートを追求されていて、とても刺激になりました。