今回は、日本の漫画が原作となったハリウッド映画「Ghost in the Shell(ゴースト・イン・ザ・シェル)」の話題です。原作は士郎正宗さんの「攻殻機動隊」。近未来を舞台にした人気のSF漫画です。その名作がハリウッドで実写化されました。主演は、去年女優として映画の売り上げに最も貢献したスカーレット・ヨハンソンさん。テレビジャパンCLUBがスカーレットさんに単独インタビューしてきました。
映画の舞台は、人間とサイボーグが共存する世界。サイバー犯罪やテロと戦うエリート捜査機関の活躍を描いた物語です。スカーレットさんは、事故により脳以外全身サイボーグとなった捜査機関の少佐役を演じました。捜査を進めるうちに、自分の記憶は操作されており、自分の命は救われたのではなく、奪われたのだと気づく少佐。少佐が本当の自分を追い求め葛藤する姿が描かれています。
<スカーレット・ヨハンソンさん>
「少佐は孤独で闇を抱えていて誰とも繋がりを感じられない。人間らしさのない役を演じるのはとても大変だったわ。今の現実社会でも人々はつながりを失いつつあり、常に他者とつながろうと努力していますよね。忘れてはいけないのは便利な生活を求めるあまり人間としての感情を犠牲にしていることです」
そして、この映画の中で少佐の上司役を演じたのは、ビートたけしさんです。たけしさんとの撮影現場の雰囲気について伺いました。
<スカーレット・ヨハンソンさん>
「たけしさんがセットに入った時、怖い役柄というのもあり緊張したわ。日本で彼はコメディアンとしても有名で愛されている存在だけど、私たちは彼のコメディアンとしての顔を知らなかったの」
ハリウッドの最新技術によって原作の壮大な世界観を実写化した本作。現在、北米各地の映画館で公開中です。
Ghost in the Shell Official Site :
http://ghostintheshell.tumblr.com