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ニューヨーク植物園のオーキッドショー & 自宅でコチョウランを楽しむ方法

03/01/19 21:00 (ET)
Image: ニューヨーク植物園のオーキッドショー & 自宅でコチョウランを楽しむ方法

今週の特集は、「ラン」です。日本では昔からお祝いの花として人気のある「蘭」の花。アメリカでも気品のある美しさが人気です。現在、ニューヨークでは蘭の祭典、オーキッドショーがひらかれています。その様子と、蘭の鉢植えを自宅で手入れする方法についてご紹介します。

ニューヨーク、ブロンクスにあるニューヨーク植物園では、現在、17回目を迎えるオーキッドショーが行われています。珍しい野生種から、品種改良されて作られたものまで、大小さまざまな色や形をした、何百種類ものランを見ることができます。

今年のテーマである「シンガポール」に合わせて、シンガポールにある植物園のシンボル、スーパーツリーや、緑のアーチをランの花を使い再現しました。

ニューヨーク植物園CEOのキャリー・バレットさんに話を聞きました。

030119_1 「シンガポールとニューヨーク市は世界で最もランの種類がある場所なんです。シンガポールの植物園からインスピレーションを受けて、スーパーツリーやアーチにランの花を飾り付けました。色華やかなアーチをくぐった先に花のタワーが現れるんです」

ニューヨーク植物園のオーキッドショーは、4月28日まで開催中です。

ところで、南国の花のイメージがあるランですが、実は地球上のあらゆる地域に生息していて、その品種は世界中で3万種以上あるといわれています。さまざまな色や形があり、一目ではランと分からないものも…。ランに共通する特徴は、3枚の花弁と3枚のがく弁、そしておしべとめしべが合体した、ずい柱から成り立っている点です。

代表的なランの種類には、日本では胡蝶蘭(コチョウラン)として知られるファレノプシスをはじめ、洋ランの女王ともいわれるカトレア、寒さにも強く丈夫なシンビジウム、樹木や岩の上にはえるデンドロビウム、大きめの花を咲かせるバンダなどがあります。

これらは、北米ではお花屋さんやスーパーマーケットなどで買うことができます。種類によっては、鉢植えで20ドル程度で手に入れることができ、日本に比べて、安く気軽に楽しむことができるのも魅力の一つです。中でも初心者に一番適しているランは、コチョウラン(ファレノプシス)だと言います。

ニューヨーク植物園ラン担当のマーク・ハチャドウリアンさんは「コチョウランは人間が快適な温度や湿度を好みます。日光が少ない環境でも育ち、家やアパートでも育ちます。開花期間が長いのも特徴です。適した環境であれば4カ月以上も花を咲かせていることがあります」と教えてくれました。

コチョウランに適した温度は、18〜23℃で、長時間直射日光が当たる場所を避け、室内で育てます。その他に気をつける点は、とマークさんに聞くと、「自宅でランを育てるときに間違えやすいのが水の量です。ランはあまり多くの水を必要としません。水は乾ききってからあげるようにしましょう」と答えてくれました。

水やりの回数や量は、季節や環境によって異なります。葉っぱが黄色く変色した場合は、水をあげ過ぎのサインです。逆に葉っぱの一部にシワが出た場合は、水が足りていないサインです。水やりの目安として、鉢植えに棒などをさし、10分間程放置します。抜いたときに棒先が乾いた状態であれば水をあげましょう。

030119_2 「水やりは生ぬるい水を鉢植え全体に水が行き渡るよう、たっぷりとあげます。水が根元に溜まらないようにすることが重要です」とマークさん。

根元に水が溜まった状態のままにすると根元が腐り枯れてしまいます。水やりは鉢植えの底から水が抜けるようにしましょう。このようにちょっとしたケアをするだけで、美しいランを自宅で長く楽しむことができるんです。さらに鉢植えのランは、きちんとケアをしてあげることで翌年もまた美しい花を咲かせてくれます。

さらに、マークさんは「花が散ると鉢植えが死んでしまったと思う人が多いです。実際には花の時期が終わっただけです。花茎を切り肥料をあげ、日の光に当て、水やりをします。翌年にはまた花が咲きます。花が散ると鉢植えの面倒をみなくなる人が多いですが、花が咲いていない時期のケアはとても大切です。この時期に次の開花に必要な力を蓄えるからです」と付け加えました。

ちょっとした愛情を注ぐことで、より長く私たちの目を楽しませてくれるランの花。皆さんもランの花で少し早い春の訪れを感じてみてはいかがでしょうか? 北米では多くの植物園で、花の手入れの仕方を無料で教えてくれるクラスがあります。興味を持たれた方はお近くの植物園に問い合わせてみてください。
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