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ニュージャージー発! 病気の不安を和らげる日本語医療サービス

02/03/17 21:00 (ET)
Image: ニュージャージー発! 病気の不安を和らげる日本語医療サービス

 慣れない国で病気になり不安な日本人の方を対象にした医療プログラムがニュージャージー州ティーネックのHoly Name 医療センターで開始しました。アジア系移民が多い地域にあるこのセンターでは、ボランティアの日本人スタッフが日本語でサポートをしてくれます。総合的な医療センターでの日本語サービスは極めて珍しいそうです。

Holy Name 医療センターのアジアンヘルスサービス統括部長のKyung Hee Choiさんはこのサービスについて、「アメリカに来たばかりの移民の方にはいろいろな苦労があり、特に文化や言葉の壁は大きいものです。そして、最も大変なのは 病気になった時です。もしその症状が英語でうまく伝えられなかったらあなたはどう思いますか? だからこそ、私たちは 韓国人や日本人のためのプログラムを確立しました。言葉や医療保険の仕組みが分からなくても、私たちがここでサポートします」と力強い言葉で語りました。

この地域には、約6,000人の日本人や日系人が暮らしています。地元日系コミュニティーのために何かしたいと立ち上がったのが 日本人ボランティアの方々。その代表・西塔民子(さいとうたみこ)さんに日本語での医療サポートについて聞きました。「アメリカで医療を受けることに不安や難しさを感じておられる日本人の方が多いようです。そういう方が少しでも安心して医療を受けられるようにと願っています。私自身は、日本で消化器内科医として診療に従事しておりましたが、このボランティアメンバーの中には私同様、医療関係の仕事に携わっていたメンバーもおります。食事から通訳まで、さまざまな形で患者さんに寄り添いながら、地域の方々に貢献できるようなサービスを行っております」。

現在、ボタンティアスタッフは7人。シフトを組んで対応しているため、日本語を話せるスタッフは毎日病院にいるそうです。

 

Holy Name 医療センター(日本人向けサービス)

連絡先: japaneseprogram@holyname.org

電話:201-833-3310


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